物が増え続ける実家に帰省して①

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この夏、2年ぶりに実家に帰ってきました。
今回はわたしの体験をもとに、「物を増やし続ける家族」にどう向き合ってきたのか、その過程で見えてきた気づきや感情の変化について書いてみようと思います。

もしかしたら、同じような悩みを抱えている方のヒントになるかもしれません。


■ 実家に帰るたびに感じるモヤモヤ

わたしの実家は、長年の積み重ねで物があふれかえっていました。
捨てられない性格の母。何かを買っては「とっておく」「まだ使える」「もったいない」と言い続けて、家中が物で埋め尽くされていったんです。

そして、我がままに振舞っている母を許している父のことをいつも不思議に思っていました。
諦めてるにしては仲が悪いわけではない。
優しさで許してるわけじゃない。
賞味期限を気にしなさすぎるあたり、二人は同類なんだろう。

帰省するたびに、この家は何なんだろうと腑に落ちない気持ちと、変わらない状況に気が重くて。
実家は“帰りたくなる場所”じゃなく、“片づけなきゃという責任感に追われる場所”になっていました。


■ はじめは、ただ「捨てること」から

母と理解し合えずに期間が長い反抗期は続き、家の状況を特に気にも留めていなかったけれど
ある日、ついに家の中が“ほぼゴミ屋敷”状態に。
さすがにこれはまずい…と感じて、母から文句を言われつつも片づけをしました。

賞味期限が切れた食品、明らかに使っていないもの、同じ物が何個もある日用品……。
わたしがひとつずつ判断して、黙々と分別していく。
最初は感謝されるどころか、怪訝な表情で監視されてました。
帰省している間は、掃除がメイン。

そして、次に帰省するとまた物が増えていて、何度も気持ちが折れそうになりました。


■ それでも「やるたびに少し変わっていった」

でも、帰省のたびに諦めずに片づけをしました。
そして、母の文句が少しずつ減っていったんです。

それだけじゃなく、「ありがとう」と言ってくれるようにもなってきて。
最初はぶつかっていた関係が、少しずつやわらかくなっていきました。
「これが全部お金だったらいいのになぁー」(チラっ)
母を覗き込み、冗談交じりで嫌味を言っても今では笑っています。

2年前、もしかしたら離婚して戻ってくるかもしれないからと、
夏の1か月の帰省の間、冷房のない部屋も汗をかきながら毎日のように片づけをしました。

今回その写真を見直したけれど、本当に混沌とした状態になっていて、愕然とした状態から
よくここまでやったなと他人事のように感じます。
あの時だから出来たけれど、もうここまではできない。
そのとき必死で片づけしたビフォーアフターの写真は、私の中で特別な作品になっています。


■ 今回の帰省で、ふと気づいたこと

そのあと離婚して戻らずに2年経ち、今回実家に帰ってきて6日目。
前回の写真と見比べるとやっぱり残念なほどに物は増えているのに、
これまでと違って、なぜか「思ったほど汚くない」って感じたんです。
わたし自身の見方が変わったのかもしれません。

「なんで片づけてくれないの?」という怒りはなくなって、
「二人で過ごしやすい家になるといいな」という願いに変わってました。
そして「また帰りたくなる家にしたい」という思いで過ごしました。

賞味期限が切れているかいないか、使えるものか要らないものか、使いたいものかどうなのか、
どこに置いたら使いやすいのか、使えるもので売れるものはあるのか。
考えすぎて脳が疲弊。

頑張りたいのに頑張れない、そして終わりが見えない…
脳の切り替えの為に、ぼーっと動画をみたり、昼寝をしたり。

疲れたーと私が言うと母は辞めたらいいじゃんと軽く言う。
好き勝手に生きて好き勝手に死ぬのかよ、誰が片づけるんだよ。
でもそうなったら、ゴミとして捨てるだけか、分別するだけだからラクかも。

私がどうにかしなきゃいけないって思ってたけど、少し気がラクになり、
頑張りすぎるのを辞めました。


■ 片づけの本当の目的は「家族との関係を整えること」

母は脳梗塞を起こして体が少し不自由なため、父がほとんどの家事をしている、仕事をしながら。
だから負担を軽くするために、過ごしやすい家にするために片づけをしていました。
どれだけやっても、やっぱり物は増えるし捨てられない二人の性格は変えられないんだ。

でも、家が混沌とした状態から抜け出せているのは感じた。
二人がそれでいいならいい。でも最低限は整えよう。

わたしと全く性質の違う二人のそのままを、やっと受け入れることができて、
正そうとずっと一人で頑張ってきたわたしの中のわだかまりが消えました。

何度も帰省のたびに片づけをして、整ったことを感じ、やっと解放された気持ちになりました。

■ コールセンターで働いていて気づいた、世の中の“同じ悩み

わたしはコールセンターで働いているので、「DMが沢山きて困ってる」
「商品を勝手に買ってしまって困ってる」といった、家族からの電話がたびたびありました。

他人事のように聞いていましたが、整理をするたびに同じ化粧品、サプリがあることに気づき
何件も電話をして定期コースの解約、DM中止をお願いしました。
「記憶対策サプリ」
買ったことも忘れて飲まないのよ。その対策をしてくれませんか。


■ さいごに

今、わたしが思うことはひとつ。

物を減らすって、冷たいことじゃない。
「この家でもっと一緒に笑いたい」っていう、思いやりの形なんだと思います。

すぐに全部をきれいにすることは難しくても、
一緒に過ごす人がほっとできる空間を作ろうとする気持ちは、
きっと伝わっていく。

もし今、「なんでうちの家族は片づけてくれないんだろう」と悩んでいる方がいたら、
焦らなくても大丈夫です。
小さな変化から、確かに関係は変わっていきます。

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